近年の国際化に伴い、海外への留学を検討している人もいるのではないでしょうか?
日本を出て海外を知るというのはとても素晴らしいことだと思うのですが、同時に留学に関するこのような意見もよく聞きます。
「留学なんて行っても意味がない」
留学をする気になっていたのにこんな意見を見てしまっては、本当に留学は意味ないのかな?って不安になってしまいますよね。
安心してください。
留学に意味はあります!
ってことで今回は、留学は意味がないと言われる理由と意味ある留学するために大事な事について書いていきたいと思います。
留学は意味がないの?
留学に限らずですが、肯定派もいれば反対派もいるものです。
僕は意味のない留学はない!と思うくらい留学は意味がある派の人間なのですが、その理由を説明する前にまずは留学なんて意味がない!って人の意見を見てみましょう。
留学には意味がない!って言っている人たちが何を持って意味がないと言っているか。
それは留学後のあなたの英語力が成長しているのかしていないのかによるのではないかと思います。
僕が見つけた留学は意味がない!って言ってる人達の意見は主に下記のようなものでした。
- 日本でも英語力は伸ばせますけど?
- 英語力伸びてないですよね?
- 遊んでるだけでしょ?
- 就活で別に有利でもなくない?
- お金の無駄じゃね?
日本でも英語力は伸ばせますけど?
「留学って英語力を伸ばすために行くの?別に海外まで行かなくても英語力なら日本で伸ばせますけどねぇ?」
って意見です。
でもこれは確かにそうなんですよね。
正直何も間違っていません。
ただ、後で詳しく書くつもりですけど留学の良さって英語力を伸ばすためだけではないと思うんですよね。
とは言ってもこれは留学に行く側の目的意識も非常に大事で、もし英語力を伸ばす為だけで留学に行こうとしているのなら、確かにそれはちょっと待ったです。
英語力伸びてないですよね?
日本でも英語力伸ばせるのに、わざわざ留学まで行って英語力を伸ばせずに帰ってこようもんなら、
「ほらな?やっぱり留学は意味ないべ?」
とドヤ顔で言われること間違いないでしょう。
あくまで世間的なイメージでは「留学に行って帰ってくる=英語ペラペラになって帰ってくる」ですから、英語力は少なからず”留学なんて意味ない党”の判断基準となってきます。
先ほども言いましたが、英語力を伸ばすためだけであれば日本で勉強するだけでもそれなりに英語を扱えるようになります。
英語を使えるようになるには英語を実際に使うことが大事なのですが、留学に行けば常に英語を使える環境にいるというだけ。
日本よりも英語力を取得しやすい環境にいるので、それも相まってか「留学にわざわざ行って英語力も伸びてないんじゃそりゃ意味ないよ」と言われても仕方ない訳です。
遊んでるだけでしょ?
特に留学に行く目的もなく「英語を喋れるようになりたいから」だとか「英語喋れたらなんか役に立ちそうだから」と言った理由で留学しようとしている人からしたら耳が痛い話です。
留学=遊んでるだけ」
これは本当に気をつけなければいけません。
よく聞くのが、留学をすれば英語を喋れるようになると勘違いしている人。
そういう人たちは「海外に行くこと」が目的になってしまう人が非常に多いです。
せっかく海外に行っても同じ日本人留学生と旅行行ったりして遊んでばかりいてはそりゃ意味がないって言われますよ。
あのホリ○モンも言ってた。
「留学なんてただの甘え。だってほとんど遊んでるだけじゃん」
って(笑)
就活で別に有利でもなくない?
留学をすれば就活で有利になるって聞いたこともありますよね。
それが理由で休学して留学をすることにしたって大学生も多いのではないでしょうか?
でも帰国後の就活で留学がかえって不利になることもあるんですよね。
それがただ留学してるだけで終わっている人。
受かる訳ないですよね(笑)
これではただのブランクと捉えられてマイナスになってしまいます。
英語を使える人材を企業が欲しているのはそうですが、ただ喋れるってだけでは何のプラスにもなりません。
あくまで英語を喋ることができるというのはスタンダードで「英語+専門スキル」が大事になってきます。
英語が喋れるようになりました!だけでは就職活動に何のメリットにもならないので、留学は意味がないと言われる典型的なサンプルになるだけです。
お金の無駄じゃね?
そして最後にこう言われるんです。
「留学って高いだけで無駄じゃない?お金もったいなくない?」
日本でも出来ることを高いお金を払ってまでして海外に留学して遊んでばっかで、そのせいで就職活動にも何にも挙げ句の果てには英語もペラペラにならないんでしょ?と。
確かに留学は時間とコストがかかります。
今まで書いてきたような結果しか残せなかったら、高いお金払ってまで留学する意味あるの?って言われても仕方ないですよね。
留学しても意味がない人の特徴と意味ある留学にする為に大事な事
ここまでを踏まえてどう思いましたか?
確かに、留学なんて意味ないよ!って言っている人の意見って的外れのことを言ってる訳ではないですよね。
でも留学しても意味がない人って共通点があるんです。
それは、留学の目的がはっきりしていないということ。
正直言ってこれに尽きます。
留学の目的さえはっきりすれば意味のある留学に必ずすることができます。
しっかりとした留学の目的を設定しよう
留学が意味あるものに出来ない人の特徴としては留学の目的がはっきりしていないという事が挙げられます。
留学の目的ってよく言われている事ですが、ここの部分がしっかりしていないと留学中に何をモチベーションに頑張ればいいのかが分からなくなります。
留学の目的はふと立ち止まった時にあなたの行動指針になります。
留学の目的を設定する上で大事なのが、留学というものを通してどういう将来をイメージしているか、です。
留学で得たスキルや経験を生かして何に生かしたいのか、どこでどう発揮したいのか、など具体的にイメージすること。
この目的の部分に関しては留学したい!って思った時の自分と相談してください。
英語を習得してどうなりたいかを考える
そしてこの留学の目的設定でよくあるのが、留学の目的が「英語を習得する為」だけの人です。
留学の目的がはっきりしているからいいじゃないか!って思うかもしれないですが、正直1番ダメなパターンです。
留学は意味がない派の意見で先ほども言いましたが、英語を習得することだけが目的なのであれば日本で十分です。
留学に行くだけのコストと時間が無駄になることは間違いありません。
もちろん、英語を習得したい!というのが悪い訳ではありません。
大事なのは、英語を習得した後にどうなっていたいかをイメージすることです。
英語を習得した後にどこでそのスキルを生かしたいのか、そのスキルを使って将来どうなっていたいのか考えることが1番重要です。
- 国際結婚をしたい
- 海外に永住したい
- 外資系企業に勤めたい
- 海外大学院で専門分野を学んでその分野で活躍したい
などなど人それぞれ思い描く将来のイメージ像があると思います。
この様に留学を意味あるものにするには、何となく「英語を喋れるようになりたいから」ではなく英語を話せるようになったらどうなりたいかを頭に置きながら留学をする必要があります。
目的設定をちゃんとしていないとどうなるか?
目的設定をちゃんとしていないとどうなるか?
それは、海外に行くことが目的になってしまい、何にも習得することなくいつの間にか帰国の時期を迎えてしまいます。
いわゆる意味のない留学です。
英語を喋れるようになれたらとはどっかでは思っているけれど、何の為に留学しているのか、何の為に英語を喋れるようになりたいのか、の指針がないので英語に対するモチベーションはありません。
英語の勉強をしていないということは英語もなかなか上達しないので、何不自由なく会話ができる日本人とつるむようになります。
海外留学したのに日本人とずっとつるんでいて英語を喋らない留学になった!はよくある留学の失敗例。
これが、留学をして日本に帰ってきたけど英語が喋れない人の特徴、つまり、世間一般的に言われる留学の意味がない人です。
目的や目標の決め方に関してはこちらの記事で詳しく説明しています。
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意味ある留学にする為に!
留学を意味あるものにするには、留学の目的をしっかりと設定する必要があると言いました。
それにより、留学中の行動指針が基本的にぶれることなく実りある留学生活になると思います。
ここでこう思う人もいるのではないでしょうか?
英語力が伸びなかったら意味がないって思われるんでしょ?
よくぞ思ってくれました(笑)
冒頭にも言いましたが、一般的に留学の意味があったかなかったかって思われる基準は英語が喋れるか喋れないかで判断されるのではないか、と思っています。
ですが、僕は留学の意味があるかどうかを決めるのは英語力だけではないと思います。
今回の記事で僕が1番伝えたいのは、留学は目的さえちゃんと持てれば意味は絶対にある、ということです。
簡単にいうと留学をすることで得ることができるメリットって英語力向上以外にもたくさんあるんですよ。
「留学してみたいなぁ」っていうぼんやりとした気持ちはあるんだけど、今ひとつまだ決断できない... 実際、留学するって決断したとしても「留学って意味あるのかなぁ」って不安になりますよね。 分かります。僕もそうでした。 でも安[…]
長期留学のメリットもあれば短期留学のメリットもある。
僕の友人の話ではありますが、将来長期留学を検討しているので、その下見的な役割も含めて短期留学をしてきたって人がいました。
短期留学では劇的な英語力アップは正直見込めません。
でもその人にとって、将来長期的な留学をする為に
- 現地の生活を体感する事ができた事
- 授業のスタイルを知ることができた事
- 自分の今の英語レベルを知ることができた事
などなどたくさん得たものがあったと言います。
これは、その人にとって留学は意味があったということです。
他にも、英語をこれから勉強したいんだけど英語を勉強するきっかけが欲しい!って人も1週間〜1ヶ月の短期留学に行って英語しか喋れない環境を体験することで、英語に対するモチベーションを日本に持ち帰ることができるかもしれません。
これもその人にとってかなり留学の意味があると言えるのではないでしょうか。
長々と例えを使って説明していますが、つまり僕が何を言いたいかというと、要は…
留学が意味あるかどうかって自分次第
なんです。
留学は意味ないって意見があるから「留学って本当に無意味なのかな」なんて考える必要は全くありません。
留学したいのであればしましょう!
でも少しでも有意義な留学生活にする為に目的設定はしっかりした方がいいですよ!ってことです。
留学したいっていう素晴らしい想いを「もしかしたら意味ないのかも」って不安になる気持ちだけで諦めてもいいのか、しっかり自分と向き合って考えましょう。
留学って最高ですよ!
ってことで今回はここまで!
Bye!