英語留学と言えばアメリカやイギリスなどの英語圏を検討する方が多いのではないでしょうか?
しかし、ノルウェーやデンマークなど北欧の非英語圏でも英語留学をする事ができるって知ってますか?
実は今、北欧留学が英語学習の留学先として注目されています。
「なんで北欧留学が注目されているの?」
「北欧留学にかかる費用はどれくらい?」
「北欧留学は学費がかからないって本当?」
そんな最近注目されている北欧留学に疑問を持つ方の為に今回は非英語圏への留学!北欧留学は学費が無料って本当?英語のレベルは?について書いていこうと思います!
そもそも北欧ってどこ?
「そもそも北欧ってどこの国のことを言うの?」
って人もいますよね。
北欧は基本的に、
- ノルウェー
- スウェーデン
- デンマーク
- フィンランド
- アイスランド
- バルト三国(リトアニア・エストニア・ラトビア)
- ブリテン諸島
の事を指します。
ですが、よく旅行のサイトとかではスカンディナビア半島の三ヶ国(ノルウェー・スウェーデン・デンマーク)とフィンランドの4カ国、そしてアイスランドの5カ国を指す場合がほとんどです。
お洒落で可愛い家具やインテリアデザインを北欧全体のイメージとして持っている人も多いのではないでしょうか?
確かに、家具の大手メーカーでもあるIKEAはスウェーデン発祥の国として日本でも馴染みがありますよね。
実は日本と北欧は国民性が似ていると言われていたり、日本と同じく木材の資源が豊富だったり共通点が多いとも言われているんです。
なんか意外でしょ?(笑)
今回は北欧の中でも中心国であるノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランドに絞って書いていきます。
ノルウェー
スカンディナビア3国のうちの1つで最も西側にある国がノルウェー。
首都のオスロをはじめ、息を飲む大自然もあればイメージ通りの北欧の街も共存する国。
最近では「アナと雪の女王」のモデルになったことでも有名で、自然豊かな環境やオーロラなども見る事ができるという事で観光客も非常に多い国です。
特に氷河によって作成されたフィヨルドや沈まない白夜、日本ではサーモンも有名ですよね!
そんなノルウェーの特徴として有名なのはなんといっても物価の高さで消費税率はなんと25%!
ですが、その分高福祉国家としても有名な国で医療費や教育費もお金がかからないんです。(教育費に関しては後ほど書きます)
公用語はノルウェー語ですが、英語を話せる人も多いことから短期の留学先として人気急上昇しています。
スウェーデン
北欧で最大の面積を持つ国で「森と湖の国」と呼ばれている国スウェーデン。
首都のストックホルムは世界で最も美しい都市と言われていて、ストックホルムを境に国を大きく2つに分けることも可能。
そんなスウェーデンは幸福度ランキングでは常に上位にランクインしていて、世界で評判の良い国ランキングでは2年連続で1位を取るなど世界的に見ても評価の高い国です。
室内では靴を脱いだり、シャイだったり、ラーゴムだったりオタクが多かったりなど日本と似ている点が多いとしても知られています。
IKEAの影響で北欧家具のイメージがありますが、デザイン関連だったり医療福祉関連など、スウェーデンならではの科目を学べる学校がたくさんあるのも特徴の1つ。
デンマーク
四季がはっきりしていて夏は湿度が低く涼しいのも特徴のデンマーク。
人口は560万人と少なくて世界で最も小さな国の1つ。
首都のコペンハーゲンに人口の4分の1が住んでいると言われています。
「北欧のラテン」という呼び名がついているほど、北欧の国々の中では明るい国民性も特徴です。
ちなみにデンマークは世界一幸福度が高い国、首都のコペンハーゲンは住みやすい都市世界1位、平和度指数ランキング2位など、とにかく国民が住みやすい国である事がいろんなランキングで証明されています。
そんな国で留学する事ができたら幸せになれる事間違いなしかも?
またデンマーク発祥の全寮制学校「フォルケホイスコーレ」は食事や滞在費も含まれているので安く留学できることでも有名。
デンマーク留学のメリットとデメリットなど詳しくはコチラ!
世界一幸せな国として有名な北欧の国デンマーク。 実は今、そんな「おとぎの国」デンマークが非英語圏の留学先として注目されているんです。 公用語はデンマーク語のデンマークがなぜ英語留学の留学先として人気なのか? デンマーク発祥[…]
フィンランド
お洒落でシンプルなインテリアブランドや雑貨ブランドが多く知られているということで女性にも人気の国フィンランド。
人口は北海道くらいで日本よりも少し小さいくらいの国です。
サンタクロースだったりムーミンだったりサウナ発祥の地だったり日本でも馴染みのある国です。
フィンランド人は内気で人見知りな人が多いと言われていて「フィンランド人は靴を見て話す」と言われているんです!
北欧独特のファッションでお洒落をする人も多く、服飾関係を目指している人は留学を考えるのもアリかもしれません。
フィンランドは学力が世界トップとしても有名な国。
そんな国での留学は貴重な経験になるかもしれませんね。
北欧留学は学費が無料?
北欧留学という言葉でいろいろ調べていくとまず出てくるのが、
北欧留学は学費が無料
ということです。
基本的に留学というのはお金がかかるので費用面を気にする人が多いですよね。
そんな中で学費が無料と聞くとめちゃくちゃ魅力的に感じるのではないでしょうか?
実際、学校に学びに行くのに学費が無料ってちょっと日本では考えられないのでそんなことってあり得るの?って思いますよね。
でも本当にノルウェーは学費が無料な国なんです。
なんとノルウェーは国の法律によって決められていて国公立であれば学費はかからず私立大学でも学費はほぼかからないんです。
というのも高福祉国家としても有名なノルウェーでは非常に高い税金が支払われています。
このこともあり、ノルウェー国民は大学まで学費をかけずに教育を受ける事ができるんです。
そして、それはなんと留学生も例外ではないのです。
めっちゃ太っ腹!(笑)
ちなみに、スウェーデンもフィンランドもデンマークも以前は学費が無料だったのですが、2012年を境に留学生にも学費を課すようになりました。
という事で、北欧留学の学費が無料というより北欧のノルウェーに留学する場合に学費が無料という事なんです。
これはかなり魅力的なのでは?
北欧留学にかかる費用
国/期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
ノルウェー | 20万〜50万 | 50万〜100万 | 80万〜180万 | 140万〜340万 |
スウェーデン | 25万〜60万 | 50万〜120万 | 120万〜240万 | 220万〜400万 |
デンマーク | 20万〜50万 | 50万〜110万 | 100万〜150万 | 150万〜300万 |
フィンランド | 30万〜50万 | 50万〜110万 | 100万〜200万 | 150万〜450万 |
北欧留学にかかる費用の目安を表にまとめてみました。
もちろん留学の種類(語学留学か大学・大学院進学の正規留学・交換留学)や留学の期間や国によってばらつきはあります。
その国留学プログラムや文系か理系かなどでも費用は変わってきます。
先ほども言ったようにノルウェーは学費が留学生でも無料になる法律があると言うことで、他の国よりも若干費用が安めである事がわかると思います。
ですが、北欧全体として物価がめちゃくちゃ高いので生活の仕方によってはかなり費用がかかることは間違いありません。
消費税も高いので外食などをするとコストがかなりかかってしまうということで、留学で滞在する際は自炊をすることをお勧めします。
国によって、留学前にかかる費用や留学後にかかる費用などが変わってくるので事前にしっかり調べるようにしましょう。
北欧諸国の英語のレベルは?
そして英語留学を検討する人が気になる問題が、北欧の英語のレベルではないでしょうか?
それもそうですよね。だって、
- ノルウェー→ノルウェー語
- スウェーデン→スウェーデン語
- デンマーク→デンマーク語
- フィンランド→フィンランド語・スウェーデン語
といったように、北欧主要国は英語が公用語ではありません。
つまり、北欧は非英語圏な訳でいわゆる「ネイティブ」ではない。
ってなるのも当然ですよね。
ですが、驚くことなかれ。
北欧諸国の英語のレベルはめちゃくちゃ高いです。
エデュケーションファーストが発表した世界英語能力指数ランキングによると、
- スウェーデン:2位
- ノルウェー:3位
- デンマーク:4位
- フィンランド:7位
にランクインしています。
このランキングは非常に高い・高い・標準的・低い・非常に低いの5つのグループに分かれていますが、北欧諸国はもちろん1番上の非常に高いグループに分類されています。
ちなみに日本は53位で下から2番目の低いグループです(笑)
このように北欧各国の英語のレベルはかなり高く、非常に流暢な英語を話します。
というのも、北欧では英語を日本でいう小学生くらいからしっかり勉強するくらい英語教育は盛んで、小さい時から英語のドラマや映画を見たりして親しんでいるんだとか。
その為、国民のほとんどが英語を流暢に話す事ができるんです。
って思うかもしれませんが、ここでちょっと注意点。
北欧は確かに英語教育環境も揃っていて英語で開講されているプログラムはたくさんあるのですが、英語を学ぶのではなく英語で学ぶプログラムが多いというのも事実。
その為、語学学校を探すのになかなか苦労します。
ですが、逆に言えば英語で専門的な事を学ぶ事ができて大学の学位を取得することも可能です。
その為には留学する際にそれなりの英語力が必要になってきます。
なので北欧留学は語学留学というよりは正規留学の方がいいかもしれませんね。
北欧留学に必要な英語力
正規留学として北欧に留学する場合、ある程度の英語力が求められます。
大学に入学する場合に特別な書類というものはなく、他の国同様に日本の高校を卒業していて英語力の証明さえ出来れば問題ありません。
その為、
- 高校の卒業証明書
- 高校の成績証明書
- TOEFL・IELTSなどの成績
が必要な書類になります。
そしてどの程度の英語力が必要になるのかについてですが、基本的な必要平均スコアは
- TOEFL iBT:90~100
- IELTS:7.0~7.5
ちなみにアメリカ留学する時に必要なTOEFL iBT平均スコアは80~100と言われています。
もちろん大学によって求める英語技能のレベルには差があるので各々で調べる必要はありますが、比較的高めの水準である事がわかりますね。
スコアを持っていない人や基準に満たしていない人は早めに受験してスコアを獲得する事をオススメします!
非英語圏という選択肢!
ここまで北欧留学(ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランド)について書いてきましたがいかがでしたか?
英語留学ということでどうしてもアメリカやイギリスなどの英語圏でなければ駄目だ!と思いがちですが、非英語圏でも英語留学をすることは可能です。
非英語圏となると英語力が気になる人もいますが、非英語圏における北欧の英語レベルの高さは随一だという事もお伝えしました。
このように留学先の検討リストに非英語圏という選択肢を持つことも全然ありです。
今回紹介した北欧でなくてもヨーロッパ各地で英語を学ぶ事ができる環境や英語で学ぶ事ができる環境はあります。
自分にとって留学する上で何が1番大事なのかをしっかり考えて留学先を決めるようにしましょう。
また1番大事なことは留学で語学力を磨くのはもちろん大事ですが、留学の良い所は色んな事を経験し感じる事ができるという事です。
素敵な留学ライフを送れるようにしっかりと調べてあなたにとって悔いのない留学になることを祈っています。
ってことで今回はここまで!
See you!