アナと雪の女王の舞台としても有名な北欧の国ノルウェー。
北欧家具や日が沈まない白夜で有名なノルウェーが非英語圏の留学先の1つとして注目されているんです。
公用語が英語ではないのになぜノルウェーが英語留学の留学先として人気なのか?
ノルウェーは学費が無料って聞くけど本当?
って事で今回は近年注目されているノルウェー留学のメリットやデメリット、そして留学にかかる費用について詳しく書いていこうと思います。
英語留学と言えばアメリカやイギリスなどの英語圏を検討する方が多いのではないでしょうか? しかし、ノルウェーやデンマークなど北欧の非英語圏でも英語留学をする事ができるって知ってますか? 実は今、北欧留学が英語学習の留学先として注目[…]
ノルウェー留学のメリット
日本との時差は-7時間の小さな北欧の国ノルウェー。
自然豊かな環境でオーロラが観れるということもあって観光客も非常に多い国です。
そんなノルウェーが非英語圏にも関わらず英語留学の留学先として注目されているのには少なからず理由があります。
ノルウェー留学のメリットは以下の通り。
- 学費が無料
- 国民の英語力が高い
- 治安が良い
学費が無料
ノルウェー最大のメリットはやっぱり学費が無料だということです。
そうです、無料です!
社会福祉が充実しているノルウェーは公立校であれば小学校から大学まで教育費が無料なんです。
半端なくないですか?(笑)
よく北欧留学は学費が無料だと言いますが、以前はスウェーデンやデンマークなども無料でした。
しかし、2020年現在で留学生も学費が無料なのは北欧ではなんとノルウェーだけ。
留学をする上で費用面というのは誰もが気にするところですよね。
出来るならば安くで留学したいという人はノルウェー留学が選択肢に入ってもおかしくない訳です。
国民の英語力が高い
ノルウェーがいくら学費がかからないとは言っても英語を喋る国じゃないじゃないか!
って思う人もいると思います。
確かに、英語留学を検討する時に非英語圏を選択するのはちょっとナンセンスって思いますよね。
ですが、そんなノルウェーが英語留学に人気なのには根拠があるんです。
ノルウェーの英語力は非英語圏の中でもトップクラスにレベルが高い英語力を誇っています。
EF・イングリッシュ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社が出している英語能力指数ランキングというものがあるのをご存知でしょうか?
ノルウェーはなんと世界で3位にランクインしています。
このランキングは非常に高いグループから非常に低いグループまでの5つのグループに分けられてるのですが、ノルウェーはもちろん非常に高いグループに分類されています。
ちなみに日本は53位です(笑)
ノルウェーでは義務教育から英語教育に力を入れていて、国民のほとんどが英語を流暢に話します。
非英語圏ではあるものの、非常に高い英語レベルを誇っているので英語力という面でも全く心配なく留学することができます。
治安が良い
そしてノルウェー留学のメリットとして治安が良いというのが挙げられます。
留学先の治安というと、留学を決断する際にみなさんが気になることの1つでもありますよね。
ノルウェーはヨーロッパの中でも治安が良いことで知られていて、女性が一人歩きしても大丈夫と言われています。
もちろんオスロなどの都心では犯罪も多発していますが、基本的には日本と同じと考える見方で大丈夫です。
ちなみに、国がどれくらい平和かを示す世界平和度指数ランキングというものでは世界で20位にランクインされています。
あくまでランキングですので、留学中は自分の身は自分で守る意識を高く持つようにしましょう。
留学先を決める時に治安を気にする人は少なくないですが、基本的にノルウェーを含めた北欧は治安が良いので安心して留学することができますよ。
ノルウェー留学のデメリット
この世の中、良いところもあれば悪いところもあるというものですよね(笑)
ということで、ノルウェー留学のデメリットとして以下をピックアップしました。
- 物価が高い
- 寒いし日が短い
物価が高い
ノルウェー留学のデメリットとして物価が高いという事が挙げられます。
なんとノルウェーの消費税は25%・15%・12%の3つに分けられていて、外食やアルコールなどの贅沢品は25%が適用されます。
- 25%:外食やアルコールなどの15%と12%に当てはまらないもの
- 15%:飲食料品一般
- 12%:交通機関や公共施設など
ちなみに25%というのは世界で2番目に高い消費税率となっています(1位はハンガリーで27%)
その為、少しでも節約するのであればスーパーで食料を買ってなるべく自炊をするようにするようにすると良いです。
こりゃノルウェー留学はお金がかかる!って思うかもしれませんが、実はこのデメリットはメリットでもあります。
というのも、消費税が高く設定されている理由は社会保障を充実させる為だからです。
ノルウェーでは先ほど説明した学費や医療費などが無料で受けることができます。
もちろん留学生でも無料です。
年金制度や育休制度など国民が喜ぶ制度は全て無料です。
この制度のおかげで治安が良いとも言われています。
いざ病気になって通常なら診療費や入院費などがかかるところが無料になると思うと、消費税を支払うことは「まぁいっか」ってなりませんか?
寒いし日が短い
そしてノルウェー留学のデメリットとして、冬が極寒で日照時間が短いというのが挙げられます。
なんとなく想像がつく人も多いかとは思いますが、ノルウェーの冬はとにかく寒いです。
どれくらい寒いかというと1月2月の平均気温は平気でマイナスです。
なので雪がある生活に慣れていない人や寒いのが苦手という人にとってはノルウェーはなかなか厳しい環境だと思います。
そして、ノルウェーほどの北欧になると特有なのが日照時間が短いということです。
つまり明るい時間がかなり少ないということ。
どうしても外が暗いとメンタル的にズーンと暗い気持ちになってしまうって人もいるのではないでしょうか?
ちなみに、どれくらい短いかというと、お昼前の11時ごろに日が昇り始めて早い時でお昼の15時には外は真っ暗になるくらいなんだとか。
日照時間たったの4時間!
それじゃ学校が終わって帰ることには外は真っ暗です。
このこともあってか、北欧留学では冬にうつ病などの精神的な病気になる人が多いんだそうです。
これでは日照時間が短いことはデメリットの1つと言えそうです。
ノルウェー留学にかかる費用
国/期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年(12ヶ月) |
ノルウェー | 20万〜50万 | 50万〜100万 | 80万〜180万 | 140万〜340万 |
アメリカ | 30万〜55万 | 100万〜150万 | 200万〜300万 | 350万〜600万 |
ノルウェー留学をする際にかかる費用をあくまで目安ではありますが、簡単にアメリカ留学と比較してまとめてみました。
留学をする時にみんなが気になるのは費用面ですよね。
ですがノルウェー留学の特徴はなんと言っても学費が無料だというところにあります。
留学にかかってくる費用は、
- 学費
- 滞在費
- 生活費
- 海外留学保険料
- 航空券代金
- ビザ申請料
がありますが、このうちの大半を占める学費がかからないというのはノルウェー留学の最大のメリットですね。
学期手数料を支払う必要はありますが、それもかかる費用としては300クローネ〜600クローネ(約4200円〜約8400円)ほどなので他の国留学と比べると学費にかかる費用は少ないと言えます。
ですが物価が高い分生活費などは多めに見積もるようにしましょう。
ノルウェーへの航空券代はピンキリですが大体往復10万円前後だと考えて大丈夫です。
北欧全体に言えることなのですが、夏は旅行シーズンということもあって比較的航空券代が高くなります。
なので安く行きたいのであれば、冬のシーズンを狙うようにすると良いです。
また、デンマーク発祥の国として有名なフォルケホイスコーレという教育機関がノルウェーにも存在します。
フォルケホイスコーレというのは学費・食費・滞在費が無料の全寮制の学校です。
北欧ならではの学費の抑え方ができるシステムなので選択肢に入れるのもアリだと思いますよ。
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もちろん留学費用は留学の種類(語学留学か正規留学かなど)や留学する期間によって変わってきますのであくまで参考までに。
ノルウェーのビザ事情
名称 | 内容 |
学生ビザ | 90日以上滞在する場合に必要 |
ワーキングホリデービザ | 18歳〜30歳なら申請可能(申請後31歳でも可)3ヶ月以上の勉強と同じ雇用者の下での6ヶ月以上の就労は禁止 |
スキルドワーカービザ | ノルウェーの会社に雇われた場合に取得可能 |
家族ビザ | ノルウェーで婚約する場合婚約者ビザを申請可能(6ヶ月以内に結構する必要あり) |
ビザなし | 日本国籍でかつ滞在期間が90日以内であればビザ不要 |
留学をする際にチェックしなければならないのがビザ事情ですよね。
日本人の場合、滞在期間が3ヶ月以内であればビザを申請する必要がないのは大きいですね。
もしそれ以上滞在するのであれば、上に書いたように目的に合わせてビザ申請をする必要があります。
各項目で必要となる書類や申請のルールが違うのでしっかりと調べて、少しでもビザ取得に時間が掛からないようにしましょう。
滞在許可を申請する場合は、大使館の事前予約が必要なのでご注意ください。
ノルウェー留学保険について
ノルウェーに留学することが決まり1年以上滞在する場合は、ノルウェーの国民保険に入る必要があります。
ノルウェーの国民保険の詳細に関してはコチラ!
それ未満の短期留学やワーホリの場合は、各個人で保険に入る必要があるので自身で何の書類が必要かなどをしっかりと調べて加入するようにしましょう。
ノルウェー留学という選択肢
ここまでノルウェー留学についてメリットやデメリットを含めて書いてきましたがいかがだったでしょうか?
非英語圏ということで英語留学を検討している人からしたらなかなか知られていない国ではありますが、ノルウェー国民の英語レベルが世界屈指で高かったり、学費も費用も無料ということで留学先として十分な魅力を持っています。
留学はしたいけどどこに留学するかまだ迷っている!って人は、一度北欧の国への留学を検討してみるのはどうでしょうか?
多くの人がなかなか得ることのできない経験をする事ができることは間違いないと思います。
って事で今回はここまで!
Bye!