グローバル化が進む昨今では当たり前とされてきているのが英語力。
そんな現代に必要不可欠となっている英語力を向上させる為に英語圏へ留学することを決心する人も多いことと思います。
とは言っても、英語圏の留学先は世界中を見てもかなり多い。
「結局どこの国に留学するのが良いの?」
って疑問に思いますよね。
ってことで今回は、英語留学できる各国の特徴を比較してあなたに合った留学先を見つけれるように、英語留学するならおすすめはどこ?あなたにピッタリの留学先を見つけよう!を書いていきます。
こんな人におすすめ!英語留学できる国
そもそも世界で英語留学できる国は何カ国くらいあるのか知っていますか?
軽く数えるだけで30カ国以上はあります。
ただ英語留学をするだけであればこんなにも選択肢はあるんです。
とは言っても、どうせ英語を海外で学ぶのであれば、英語圏で英語留学したいと思いませんか?
僕は英語留学をするのであれば断然英語圏の国をオススメします。
なぜなら、英語力を向上させる為には英語を使える環境にある事が非常に大事になってきます。
(そもそも英語圏というのは、英語を母国語もしくは公用語として英語が定められている国や地域のことを言います。)
留学生活は、語学学校や大学の授業だけではありません。
買い物をしたりご飯を食べたりする全てが留学生活の一部となります。
その環境が英語であれば、もちろん英語を使う機会が増えるので英語力をアップさせるにはうってつけな訳です。
だからと言って英語圏であればどこでも良いっていう訳にはいきません。
というのも、留学する人それぞれの目的や学びたい学科などによって選ぶべき国が変わってきたりするんです。
ってことで、英語留学する事が出来る人気な国を厳選して書いていくので自分に合う国はココかなって考えながら読んでいってもらえればと思います。
アメリカ
まずは留学の王道と言っても過言ではないアメリカ合衆国ですね。
英語圏に留学と言ったら誰もが憧れる国なのでは無いでしょうか?
アメリカは世界を率いる経済大国でもあり、政治の影響力、ファッション、アートなどなど、常に世界の最先端にいる国。
世界各国から沢山の人たちが夢を求めて集うので、様々な価値観、文化の違い、それぞれ日本では聞く事のできない考えなどを知ることが出来る機会があります。
その為、アメリカに留学すると色んな価値観に触れる事ができるでしょう。
アメリカに留学するメリットとして、大学や語学学校の選択肢が豊富であることが挙げられます。
教育機関の数が他の国に比べて圧倒的に多く、日本の大学には無い専門的な学部やコースなど中には特殊な学科を設けている学校などもあります。
その為、アメリカでしか学ぶ事のできない専門知識を習得する事が出来るので、自分が学びたいことが決まっててそれを叶えてくれる学部が日本にないという人はアメリカの大学を調べてみると良いかもしれません。
また、教育機関の数や選択肢の豊富さだけでなく、大学レベルの基本水準が高いのもアメリカに留学するメリットと言えます。
世界的に有名な名門大学として、UCLA・UCバークレー・スタンフォード大学・ハーバード大学などがあります。
一見留学生には入学が不可能なのではと感じてしまいますが、そんなことはありません。
というのも全てはあなたの努力次第。
collegeからuniversityへの編入という形で、必須の単位や基準を満たす事ができれば名門大学入学も夢ではありません。
アメリカ留学はこんな人にオススメ
- 最先端の国で留学したい英語を学びたい
- 日本に学びたい分野の学科やコースがない
- 専門性を高めたい
- 海外名門大学に入学したい
- ダンスや歌やアートなどで勝負したい
イギリス
次に留学したい人に人気な国がイギリスです。
知っている人も多いと思いますが、イギリスの英語とアメリカの英語は少し違います。
世間ではイギリス英語の事を”British English”と言ったりしますが、日本人が今まで学校で習ってきた英語は”American English”。
アクセントやイントネーションが全く違うんですが、このイギリス英語がまた人気なんですよね。
なので、イギリス英語を学びたい!って人はイギリス留学一択です。
イギリス留学の特徴としては、アメリカの人気都市だったりカナダのバンクーバーなどに比べて、日本人留学生が少ないという事が挙げられます。
というのも、イギリスに留学する為には条件だったり制限がかなりあるので、それら諸条件をクリアできない為断念する人が多いんです。
なので、日本人が少ない環境で英語漬けの留学生活をしたいって人はイギリスが向いていると思います。
また、その他にもイギリスはドイツやフランスにイタリアなどヨーロッパ諸国にも気軽に行ける為、いろいろな文化に触れる事も可能です。
気になる教育機関に関しても、政府や公的機関によって高いレベルを維持できるように管理されていますので安心して留学可能。
オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの名門大学があることからもイギリスの教育機関が高水準である事が分かります。
イギリス留学はこんな人にオススメ
- British Englishを学びたい人
- 日本人が多くない場所に留学したい人
- 高レベルの大学進学を目指している人
- 歴史的建造物などに興味ある人。
- ヨーロッパに興味ある人
- サッカー好きな人
カナダ
次に、「世界で最も住みやすい都市ランキング」で必ず上位にランクインするバンクーバー、カルガリー、トロントを擁するカナダも留学先として非常に人気です。
自然が豊かで壮大ではあるものの田舎すぎず都会すぎずのちょうどいい住みやすさも人気。
そんなカナダの特徴としては、聞き取りやすい綺麗な英語が話されているという事。
カナダの英語は昔植民地だった影響でイギリス英語がベースなのですが発音は隣の国であるアメリカ流。
簡単にいうとバランス良くいいとこ取りをした英語が非常に綺麗な英語として有名です。
また、カナダは移民の受け入れの関係で、様々な民族が暮らしていることにより差別や偏見がほとんど無いと言われていて、留学生も安心して留学する事が出来ます。
そんなカナダは留学制度がびっくりするくらいしっかりしていて学生だけでなくワーキングホリデーをしたい人にもオススメできます。
というのも、ワーホリに特別な就労制限がないんです。
(ちなみに観光ビザの期間は12週間がほとんどなのですが、カナダは24週間の滞在が可能で修学可能時間に制限はありません)
気になる教育機関に関しては、高水準であるにも関わらず他学校とのレベル差がほとんどありません。
つまり、カナダでの留学先はどこに行っても満足いく授業を受ける事が可能です。
その他、カリキュラムは国ではなく州が管轄している為、州によってカリキュラムが全く違うのも特徴の1つ。
カリキュラムを調べて自分に合う州に留学をする事も可能です。
カナダ留学はこんな人にオススメ
- 綺麗な英語を喋れるようになりたい人
- 田舎は嫌だけど大都会も嫌だって人
- 治安が不安な人
- アメリカに行きたいけどコストを抑えたい人
- ワーホリしたい人
- フランス語も学びたい人
- 無難な大学選びをしたい人
オーストラリア
次に、北半球の日本とは違って南半球に位置するオーストラリアも人気の留学先の1つ。
オージーイングリッシュと呼ばれる訛りの強い英語を話します。
オーストラリアは大自然の印象が強いですが、世界で最も住みやすい都市ランキングで10位以内にで4都市がランクインするほど住みやすい国。
これはエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表しているランキングなのですが、安定性・文化・環境・医療水準・社会基盤を評価しているものなので総合的に見てもこの国が生活しやすいという事をしっかり表しています。
海外経験がない人や留学で海外生活に不安がある人でも安心して留学できる国だと言えます。
そして、教育水準、治安、留学制度などを考えても留学界で高い評価を得ている国で、オーストラリアの最大の魅力は留学制度が充実している事。
なんと留学生の受け入れと保護に関しては法律や義務が制定されているんです。
例えば、ESOS法という現地の学生と同じ教育を受ける事が保証される法律があります。
しかも、ワーキングホリデー制度を使えば最長2年間の渡航が可能ですし、学生ビザでも働く事ができるので留学で勉強したいけど少しでもコストを安く抑えたい!って人はオススメです。
教育システムでは条件をクリアしていれば、オーストラリア国内にある他校でも、中学から大学院で取得する事ができる資格や学位が認定されるシステムがあるので、留学生でも編入や転校をする事ができます。
とにかく留学生に対する制度がしっかりしているので、渡航経験があまりない方や留学に何かしらの不安がある方はオーストラリアという選択はありかもしれません。
オーストラリアは親日家も多い事で有名で、日本語という共通の話題でコミュニケーションを取る事も可能ですよ。
オーストラリア留学はこんな人にオススメ
- 渡航費用を抑えたい人
- 治安が不安な人
- 海外初心者や留学に不安がある人
- ワーホリしたい人
- 勉強しながら働いて生活費を抑えたい人
- 親と連絡を取りたい人(日本と時差があまりないので連絡を取りやすい)
- オーストラリア訛りの英語に興味がある人
- 暑いクリスマスを経験したい人
ニュージーランド
そしてニュージーランドも留学先として人気の国です。
豊かな自然に溢れているニュージーランドは、日本よりも小さい国でたくさんの羊と過ごす事ができる国。
「人よりも羊の方が多い」なんて言われています。(羊の数は人口の7倍)
ニュージーランドは国の公用語でもあるマオリ語の影響を受けた「キーウィイングリッシュ」が使われています。
留学先としてニュージーランドが人気の理由は、住みやすい気候と自然に囲まれた環境が勉強に集中できる環境であるという事。
留学するとついつい都会の誘惑に負けて遊んでしまうという人が多いですが、ニュージーランドであれば誘惑がないので、英語漬けになりたいって人にはオススメできます。
また、多文化主義国でもあるので、他国に比べて差別などの被害を受ける事が少なく安心して異文化交流をすることが出来ます。
ニュージーランド留学はこんな人にオススメ
- 留学コストを抑えたい人
- 都会から離れたい人・都会が嫌いな人
- 英語漬けしたい人
- 留学初心者の人
- のびのびと留学したい人
- スローライフが好きな人
- 自然が好きな人
- 訛りに興味が持てる人
フィリピン
ここ最近一気に人気を高めているのがフィリピンです。
フィリピン留学の最大の特徴はなんと言っても留学費用の安さです。
まずは渡航費ですが、LCCなどを使えば使うほどかなり格安で渡航する事が可能です。
しかも日本と距離も近いので、約5時間ほどで気軽に行く事が出来ちゃう。
そして物価も日本より安いので、留学中に発生する生活費を他の国に行くよりも断然安く済ませる事が可能です。
このように、留学にかかるコストを抑える事ができるフィリピンですが、それでも授業の質が高いという事が特徴の1つとして挙げられます。
というのも他国との授業スタイルの違いが挙げられます。
他国では基本的にグループディスカッションが多いのですが、フィリピンはマンツーマンレッスンが基本。
これは、グループレッスンではなかなか発言したり個性を出す事ができない事が多い日本人英語学習者にとってメリット。
というのも一対一の状況なので英語を話さない訳にはいきませんよね。
英語力を向上させる上で基本となる英語を使うという事を必ず成し遂げる事ができます。
また、マンツーマンなので個人のレベルに合ったレッスンを受ける事ができるのもメリットの1つと言えます。
留学の醍醐味は語学力向上だけではないですが、単純に英語力だけに特化させて留学したい人にはオススメしたい国です。
フィリピン留学はこんな人にオススメ
- 気軽に留学したい人
- 留学コストを抑えたい人
- 大勢の前発言するのが苦手な人
- 英語を勉強したての人
- 自分だけのカリキュラムをこなしたい人
- リゾート地で留学したい人
英語圏の留学にかかる国別コストと期間
英語圏各国の特徴が分かった所ではありますが、1番気になるのは、
留学費用がどれくらいかかるのか?
ですよね。
むしろ、留学先を決める時は「まず費用から!」って人が多いと思いますので簡単にまとめてみました。
前述でこの国はコストが安いとか物価が安いとか書いていましたが、実際他国とどれくらいの差があるのか見てもらればと思います。
渡航費授業料、お小遣い(個人差あり)を含めた目安の金額になりますので是非参考にしてみてくださいね。
国名 | 留学コスト目安(1ヶ月) | 留学コスト目安(1年) |
アメリカ | 30万〜55万 | 350万〜600万 |
イギリス | 40万〜70万 | 250万〜600万 |
カナダ | 25万〜55万 | 200万〜450万 |
オーストラリア | 25万〜50万 | 220万〜435万 |
ニュージーランド | 20万〜50万 | 200万〜360万 |
フィリピン | 15万〜30万 | 125万〜300万 |
やはりこうやって見てみても、フィリピン留学における留学費用は他国とかなり差をつけて安いですよね。
これはあくまで相場を元にした例であって、留学プログラムによってばらつきは出ます。
ですが、単純に留学コストだけを考えればフィリピン留学、少しコストは高いですがアメリカンドリームを掴むための費用と考えてアメリカ、相場は真ん中くらいですが働いて学費を稼ぎながら勉強したいのであればオーストラリア、など自分の目的やしたい事と相談しながら行き先を決めてみてはどうでしょうか。
留学はそれなりに費用がかかる事はしょうがないですが、期間によってもコストは変わりますし、少しでも安く行きたい!って人は留学費用を抑える方法もありますよ。
「留学したい!」と考えている人が気になる事といえばやっぱり留学にかかるお金のことではないでしょうか? 留学はどうしてもコストが高いイメージがあると思いますが、実際に具体的な数字を見ることでいつまでにいくら貯金をすればいいなどのスケジュ[…]
あなたに合う留学先は必ず見つかる!
ここまで英語圏の人気の留学先について書いてきましたがいかがでしょうか?
国によって特徴はそれぞれ異なるし、治安だったり気候だったりの生活環境を始め留学生に対するプログラムもそれぞれ違います。
自分がどんな留学を求めているのか、どんな目的で留学するのか、何を学びたいのかなどに加えて、自分の希望や性格も十分に考慮して留学先を決めることをオススメします。
ちなみに僕はアメリカのカリフォルニア州にあるチコという田舎町に留学しました。
東京のような都会とはかけ離れている生活ではありましたが、鹿児島出身だからか田舎生活が最高に心地よく、勉強に専念する事ができました。
とは言っても僕の性格はミーハーで、
- アメリカという最先端の国に留学したかった事
- 都会にすぐ行ける田舎町が良かった事
- 若者が多い街にいたかった事
- 学びたい学科を迷っていた事
もあり選択肢が沢山あるアメリカで留学することに決めました。
僕が留学したチコにはCSU(California State of University)系列の大学があります。
その為、カリフォルニアで有数の高水準大学に進学する様々な学生と触れ合う事ができるので刺激がもらえるのでは、と考えました。
ちなみに、チコには”college”も”university”もあるので“student town”とも言われています。
その為、田舎町ではあるものの若者の活気に溢れていて、パーティやアウトドアのアクティビティなども頻繁に行われていました。
まさにミーハーな僕が追い求めていた完璧な環境で、僕の性格的にチコが留学生活を充実させる為に適しているのではないかということでこの場所を選択しました。
確かに、学費は高かったので(とは言っても田舎なので少しは安い)、UCLAを卒業するという密かに持っていた夢は断念せざるを得ませんでしたが、僕のアメリカ留学生活には一切の後悔はありません。
冒頭にも言った通り、英語を勉強する事ができる留学先は世界に沢山ありますが、やっぱりオススメは英語圏の国に留学する事。
英語力をアップさせる為には学校の中だけでなく、日常生活の英語に触れる事で使う機会を増やしいろんな経験をする事でなされると思います。
留学がただの遊学にならないように留学する目的やきっかけをしっかり考え、将来なりたい自分を想像しながら、留学コストや制度などをしっかりと調べて、あなたにぴったりの留学先を見つけるようにしてください。
そして無事留学する事ができたら、英語力をアップさせれるかさせれないか、留学生活を充実したものにするかどうかは自分次第です。
あなたが求めている留学先が見つかりますように。
ってことで今回はここまで!
Bye Bye!