英語を学ぶ上で必要不可欠なのがノートテイキングのスキルです。
ノートテイキングとは、”Take note”(ノートを取る)という言葉通りのスキルですが、ノートを取った経験は学生時代にみんなありますよね。
ただ、僕が言っているのは、先生が黒板に書いたことをそのままノートに写す事を言っているのではありません。
というのも、英語を学習し上達する上で大事なのは英語を聞き取り、素早く且つ分かり易くノートを取る事だからです。
ということで今回は、留学する人必見!ノートテイキングの重要さと上達の秘訣を書いていきます。
海外大学での必須スキル
先生が黒板(もしくはホワイトボード)に書いた重要なポイントを生徒が写すというスタイルは海外の大学ではありません。
海外の大学では、基本的に先生が言っている事を聞き取り、重要だと思った点を自分でノートにまとめていきます。
あまり黒板は使いません。
そのため、授業が終わった後のノートは千差万別。
分かり易くまとめることができる人もいれば、うまく出来ない人もいる訳です。
当たり前ですが、大事なポイントがまとめられていないノートは何の役にも立ちません。
重要なポイントがテストに出る訳なので、まとまっていないノートでは勉強も出来ず、無論良い成績を取る事すら出来ませんよね。
ノートテイキングスキルはそれほど海外の大学で必須のスキルなんです!
TOEFLでも重要なスキル
海外の大学では、先生が言ったことを聞き取り大事だと思ったところを各々がノートにまとめるという事を書きました。
そしてノートテイキングが海外に留学したい人にとってものすごく大切なスキルであることはもう1つ理由があります。
留学するために受験するTOEFLを受ける時にも必須のスキルになるからです。
留学には、「英語を学ぶ」もしくは「英語で学ぶ」の2つのタイプがあります。
前者は留学する為の英語力は基本不要なのですが、後者は留学する為にTOEFLやIELTSなどのテスト結果が必要となります。。
「留学して英語を喋れるようになりたい!」 と留学で英語を身につけたいと思ったのは良いものの、 「そもそも留学をする為にどれくらいの英語力がないといけないの?」 と留学前に不安になっている人は結構多いのではないでしょうか? […]
つまり、ノートテイキングは留学をした後もする前にも必須のスキルという訳です。
特にTOEFLではリスニング問題だけでなくライティング問題でもリスニングする必要があります。
どういった事を書けばいいかという説明を聞き取る訳です。
TOEFLはTOEICと違ってメモを取ることができますので、そこでノートテイキングというスキルが大切になってきます。
リスニングしていく中で要点を掴み、素早く且つ分かり易くノートを取ることが高得点ゲットの秘訣。
ノートテイキングは、英語を学習する人、特に留学しようとしている人にとって欠かすことのできないスキルなのです。
ノートテイキングの秘訣
ノートテイキングをする上で大切になってくるのがリスニング力です。
何を言っているのかを聞き取ることが出来ないと、何が重要なのかさえも分からないので何をノートテイキングすればいいのか分からなくなりますよね。
なのでリスニングを鍛える必要があるのですが、これに関してはもう聞くしかないです(笑)
ドラマや映画、ラジオ、ポッドキャストもありますし、TEDのような色々なスピーチを聞くことができるサイトやアプリもあります。
リスニングする教材はたくさんあるので、とにかく耳を英語に慣れさせるために沢山聞きましょう。
そして、ノートテイキングはリスニングしながらメモ書きを綺麗にまとめる必要があります。
ノートテイキングとはいっても言ってる事を全部書くわけではありません。そもそも全部は手が追いつかないですが(笑)
まずはリスニングして、話の要点を掴むことが大事になります。
いやいや!まず要点を聞き取るとか無理だわ!って人は、リスニングを鍛える必要があります。
ここはどうしてもリスニング力が大事です。
ここに近道はありません。
要点を掴む事が出来たら次はその要点に関する詳細を掴みます。
ここもどうしてもリスニング力が大事。
例えば地球温暖化(Global warming)についてのスピーチという要点を掴めば、1年に何度気温が上がったか、それによる動物への影響などの詳細は出てきたら書き留めておく必要はありそうですね。
その書き留めておく時に大事なのが、短い文章で書くという事です。
Global sea level rose about 8 inches in the last century. The rate in the last two decade, however, is nearly double that of the last century and is accelerating slightly every year.
(全世界の海面は前世紀から約8インチ上昇しました。しかしながら、過去20年の割合は前世紀のほぼ2倍で、毎年毎年少しずつ加速しています) cited from NASA
という文章があった時、これらを全部書いていたら手が追いつきません。
この時に後からノートを見返しても分かるようにとっさにメモを取る必要があります。
そんな時に使えるのが単語の略語を使用する事です。
例えば、
- and → &
- people → ppl
- with → w/
などです。
これらのシンボルに関しては次の記事でまとめて書こうと思っています。
この略し方に関しては各々が分かればそれでいいので、それぞれがそれぞれの略語を持っていて良いと思います。
僕が先ほどの文章をノートテイキングするとしたら、
- Global sea lv.↑≒ 8 inch. last C.
- ←→ ≒ x2 in 20 yrs.
- slightly ↗︎ /yr
と言った風に僕はノートテイキングします。
人によってはもっとシンプルに書く人もいるかもしれません。
これらをとっさにノートに取るには練習が必要なのは言うまでもありませんね。
実は、自分がノートテイキングを上手くできたかどうかは、清書をするとわかったりします。
リスニングしながらメモを取った文章や略語を元に、もう1度綺麗にノートをまとめてみると、最初より情報が整理されるので、抜かしてしまった点や必要ない情報を書いてしまってたりなどいろんな発見があります。
もちろん、最初から分かりやすいノートを取るのを目標にしてやって欲しいですが、最初はそんな簡単にいきませんので、一旦清書してこういう風に本番でもノートテイキングする!って言う見本を頭に叩き込むのもいいです。
ノートを綺麗にまとめれるかどうかはセンスもありますが、努力でどうにかなります!
今回お伝えしたノートテイキングが上手くなる秘訣を頭に入れてノートテイキングの練習をしまくってください。
- 兎にも角にもリスニング
- 話の要点を掴む
- 要点をつかんだら詳細を掴む
- 短い文章で書く
- 略語を使用する
語学留学する人や海外の大学に正規留学する人はもちろん、TOEFLやIELTSなどの試験を受ける人、通訳を目指している人にとって等、ノートテイキングのスキルを身につければだいぶ他と差がつきますよ。
頑張りましょう!
ってことで今回はここまで!
次の記事では、ノートテイキングに使える略語やシンボルを書いていこうかなと思います。
See you tomorrow.