英語力ゼロでも大丈夫?留学する為に必要なレベルはどれくらい?

「留学して英語を喋れるようになりたい!」

と留学で英語を身につけたいと思ったのは良いものの、

「そもそも留学をする為にどれくらいの英語力がないといけないの?」

と留学前に不安になっている人は結構多いのではないでしょうか?

ここで僕は断言します。

留学する為に英語力は必要ありません!

って事で今回は、留学前に「英語力ゼロでも大丈夫?」と不安になってしまっている自称英語力自信ありません勢に留学する為に必要な英語力について教えちゃいます。

アキラ
英語に自信がないって思ってた人も明日には日本飛び出しちゃうかもしれないね。




留学目的で必要な英語力は変わってくる

もう一度、言います。

留学する為に英語力は必要ありません。

これは嘘でも大きく出た訳でも全くありません。

ただの事実です。

「留学するのにどれくらいの英語力が必要なの?」

って不安に思っている人の中には、英語でのスピーキングはおろか中学校レベルの単語や文法でさえ全く分からないような、

「僕、英語力ゼロなんです」

って人もゴロゴロといると思います。

そんな人でも問題なく留学することができます。

ただし、留学の目的が語学留学の場合によります。

つまり、「英語を学ぶのか」「英語で学ぶのか」によって英語力が必要か必要じゃないかが変わってくるという事です。

語学留学(小中高大社会人に関係なく) 英語力不要。
小中高の短期留学(プログラムなど) 英語力不要。
ワーキングホリデー 英語力不要。
高校留学(長期・進学) 学校による一定程度の英語力。

英検3級〜準2級程度

2年生大学(コミュニティカレッジ)進学 TOEFL iBT:45~

TOEIC:435~

IELTS:3.5~

英検:2級〜

4年制大学進学 TOEFL iBT:61~

TOEIC:600~

IELTS:5.0~

英検:2級〜準1級程度

専門学校進学 TOEFL iBT: 45~

英検:2級〜

語学留学→英語力必要なし

語学留学であれば、英語力に基準は設けられていないので、英語力ゼロで自信がなくても留学をすることが可能です。

語学学校では、最初に学力テストのようなものを受験します。

そしてテスト結果におけるその人のレベルに応じて初級〜上級のようにクラス分けがされるのが一般的です。

「英語を喋れるようになりたいから留学したい!」と考えている人は語学留学をすることで、現地の環境で英語を学ぶことができます。

ディスカッションなどの多い欧米スタイルの授業で、英語によるコミュニケーションをとったり、生活する上でネイティブとコミュニケーションをとる機会が多い留学は、机上だけで英語を勉強していた日本とは比べ物にならないくらい英語力がアップします。

また、この語学留学の可能性としては、高校、大学、大学院などに進学すること、つまり正規留学も挑戦できるということです。

後述しますが、語学学校で自分の英語力をレベルアップさせた後に、大学に入学する事ができる編入制度や、語学学校で英語を勉強しながら正規の授業を受講できる学校もあるなど、色々とプログラム制度があります。

英語力ゼロだったのに海外大学を卒業したって人も少なくないんです。

小中高の短期留学→英語力必要なし

短期留学に関しては、海外の語学学校が開催しているプログラムがほとんどなので、語学留学同様なので英語力は必要ありません。

プログラムによって様々ではありますが、ディスカッションをしたり、ホームステイや現地でのアクティビティがメインのプログラムもあったりします。

ワーキングホリデー→英語力必要なし

意外と思うかもしれませんが、ワーキングホリデーに関しても英語力が必要なくても大丈夫とされています。

ワーキングホリデーとは、協定国であれば異文化交流や相互理解を促進する為として留学できる制度で、18歳〜30歳を対象にしていて留学しながら仕事をすることも出来るという素晴らしい留学制度。

現地で勉強しながら仕事で収入を得る事もできるという魅力的な留学なので、留学生活中の費用を抑えながら海外での生活をしてみたい人にとっては最高です。

「でも仕事をするのに本当に英語力必要じゃないの?」

そう思いますよね。

このカラクリとしては、海外とは言っても日本語だけを使って仕事ができる職場もあるので英語力がなくても大丈夫ですよ!って事なんですよね。

せっかく海外で働く事が出来るのですから、英語を使用する職場で働きたいって思う人もいると思いますが、そんな人は英語力ゼロという訳にはいきません。

というのも、英語でコミュニケーションが取れないよりは取れた方がいいってのはもちろんなのですが、ポイントはただ1つ!

英語力が高ければ高いほど仕事の幅が広がりますよ!って事です。

もし、あなたがワーキングホリデーを利用して海外で英語を勉強しながら働いてみたい!って思うのであれば、簡単なコミュニケーションが取れるレベルまで英語力をつけておく事を強くオススメします。

<簡単なコミュニケーションが取れる英語力目安>

  • TOEIC:400〜700点台
  • 英検:3級〜2級
  • IELTS:4.0〜5.5
  • TOEFL:

高校留学(長期)→英語力基準あり

高校の留学に関しては、中学英語の基礎レベルの英語力があれば留学することが可能です。

一応の目安として、英検3級〜準2級程度の英語レベルと考えてもらって構いません。

現地の学生と同様に、国語数学などの授業を受けることになりますので、その程度の英語力が求められることになります。

もちろん、学校によって英語力の基準は違いますが、めちゃくちゃ高い英語力基準を設けている学校はほとんどありません。

大学進学→英語力基準あり

アメリカの大学には2年制の大学と4年制の大学があり、それぞれコミュニティカレッジユニバーシティと呼ばれています。

これらの大学に進学する為には、それぞれに英語力の基準が目安として設けられています。

高校留学もそうなのですが、現地学生と同じように講義を受講することになります。

現地学生とディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたり、宿題を提出したりするので、ある程度の英語力は必ず必要になってきます。

語学留学と正規留学の違いは、「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」の違いがあるということが言えます。

2年制大学(コミュニティカレッジ)

コミュニティカレッジに入学するにはある程度の英語力が必要になってきます。

コミュニティカレッジというのは、基本的に公立の大学が多く、コミュニティ(community)という名の通り、地域の人が低学費で大学の授業を受ける事が出来る2年制の大学です。

コミュニティカレッジの特徴として、

  • 学費が安い
  • 入学する為の英語力基準が高くない

という事が挙げられます。

また、もう1つ大きな特徴としては、コミュニティカレッジを卒業した後に4年制の大学に編入する事が出来るという点です。

このメリットとしては、学費や入学難易度の高い4年制大学よりも、学費が抑えられる、そして4年制大学に必要な英語力やスキルを2年間の間に学ぶ事が出来るということにあります。

この制度を使って4年制大学を卒業していく人は結構多いので覚えておくといいかもしれません。

むしろ、今英語力に自信があまりないけど海外の4年制大学を卒業したい!って人は、コミュニティカレッジから4年制大学に編入する方法はオススメです。

4年制大学(ユニバーシティ)

4年制大学も2年制のコミュニティカレッジと同様で英語で学ぶので英語力が必要になってきます。

ただ、先ほども言いましたが、コミュニティカレッジに比べて入学難易度が高いのも特徴です。

「じゃあ英語力が足りなかったら4年制大学には入学出来ないの?」

って思う人もいると思いますが、実はそういう訳でもないんです。

というのも、「条件付き入学」(Conditional addmission)たるものがあります。

条件付き入学というのは、大学が設けている英語力の基準を満たしていなかった場合に、現地の語学学校(大学付属の語学学校や語学コースが主)で学ぶ事を前提に入学を許可されるというものです。

提携している語学学校の卒業をもって、本来必要であるTOEFLなどの公式スコアを満たしたものとされるので、留学したい!と思った時期に基準スコアが取れていなかったとしても、この制度を利用する事で留学をする事ができます。

ちなみにこれは、コミュニティカレッジにも同様の制度があるので、行きたい大学が決まっている人は調べてみてくださいね。

専門学校進学→英語力基準あり

専門学校に進学する場合も、英語で専門的な事を学ぶ訳ですので講義内容を理解できる英語力が必要になってきます。

必要となる英語力の目安としては2年制大学の基準と同じくらいと考えてもらって大丈夫です。

なりたい職業で即戦力として活躍したい人や社会人として数年働いた後にキャリアチェンジしたい人、キャリアチェンジ後に即戦力として活躍したい人などにとっては最高の環境で留学する事ができます。

アート留学、映画留学、メイク留学、ダンス留学、料理留学などなど、コミュニティカレッジ以外にもたくさんあるので、学びたい分野や行きたい国が決まっている人は調べてみるのもありですよ。


留学前に英語は勉強しておいた方が良い

ここまで、留学する為には英語力ゼロでも語学留学であれば全く問題ないよ、と力説してきました。

が!

「ないよりはあった方がいい」

「しないよりはした方がいい」

という事で「留学前に英語を勉強しておいたほうがいい」というのは言えます。

先ほども言いましたが、語学留学は現地の生きた英語に囲まれながら英語を学んでいく場なので、留学の為の英語力はそんなに関係ありません。

ですが、その留学をより良いものにする為には少しでも英語を勉強しておいたほうがいいことは確かです。

僕がそう思う理由は主に3つ。

  1. 英語の吸収力が違う
  2. 留学にかかる費用を節約できる(コスパがいい)
  3. 留学中に体験できる幅が広がる

英語の吸収力が違う

まず最初に言えるのが、留学前に少しでも英語を勉強しておく事で留学中の英語の吸収力がかなり違うという事が言えます。

例えば、全く聞いた事がない単語が実際に会話に出てきた時と、どっかで聞いたことあるって単語が出てきた時のあなたの脳内リアクションはどうなるでしょうか?

全く聞いた事がない場合は、

アキラ
(・・・この人何言ってるん?わけわかめ)
ってなりますが、どっかで聞いた覚えのある単語が出てきた時は、
アキラ
(ん!?なんか知ってる単語出てきた。あとで調べよ!)
って考える事ができますよね。
少しでも英語を勉強をしようとする事で、現地で実際にネイティブと会話をしている際にふと勉強した事が出てきたりします。
それをもとに、「こういう時にこの単語使うんだ」とか「こういう言い方をネイティブはするんだ」とか「今度この単語を使って会話してみよう」みたいにどんどん吸収する事ができます。
また、聞き取る事ができた!って事自体が自信に繋がったりもします。
留学で英語力をゴリゴリに伸ばしていく人は何よりも自信に満ち溢れていて、ネイティブが言っていることを聞き取れた経験やネイティブに自分の言いたい事をしっかり英語で伝える事ができたという経験が自信になり、もっと英語を使いたい!という感情に変わります。
英語力を上げるには何よりも英語をたくさん使う事ですからね。

僕が留学した時は、寮で部屋が同じだったアメリカ人のルームメイトに「一緒にご飯を食べよう」と誘われた時に2時間ほどずっと会話しただけで、

アキラ
(俺、英語全然いけるやん。もっと上手くなりたいな)
ってなりました(笑)

留学にかかる費用を節約できる(コスパがいい)

留学前に少しでも英語を勉強しておく事で、留学にかかる費用を節約する事が出来ます。

これは簡単にいうと、英語力があれば語学学校に通う期間が短くなるのでその分の費用を抑えることが出来るということです。

留学は良い経験が出来る貴重な期間なのですが、どうしてもそれなりにお金がかかってしまいます。

自分で貯金したお金で留学するのか、学生で親のお金でいくのかは人それぞれですが、語学学校に何年もダラダラ通うよりかは、出来るだけ早く卒業して自分の学びたい分野を勉強した方がコストパフォーマンスが良いです。

ってことで、将来的に2年制大学や4年制大学に進学したいけどまずは語学学校から、って人や、条件付き入学を狙ってます!って人は留学前に少しでも英語を勉強しておきましょう。

留学中に体験できる幅が広がる

留学前に英語を少しでも勉強しておいた方が良い理由として、留学中は英語力が高い方が体験出来る幅が広がるというのが言えます。

例えば、ワーキングホリデーの部分でも書きましたが、英語力が高い方が選べる仕事の選択肢が広がります。

それだけでなく、大学や語学学校の授業でも選択できるクラスや実習などの選択肢が増えます。

このように英語力ゼロの状態と英語力が少しでもある状態では、同じ期間の留学生活でも経験値に差が出てきます。

他にも、留学中には色んな人に出会うことになりますが、「現地で学べるから」と勉強をせずに留学して全く英語が分からずコミュニケーションが取れないとなると、色んなチャンスを逃してしまうかもしれません。

現地の人しか知らないお得な情報だったり、現地の人しか知らないアクティビティ、大きなパーティに誘われる、などなど仕事や勉強だけでなくプライベートでも色んな経験をするチャンスが増えます。

英語の勉強をするのは、「留学をする」って決めた後からでも全然いいと思います。

よく3ヶ月前に勉強を開始すると良い!なんて言いますが、自分が楽しいと思って続けられればいつから始めても良いです。

留学前に少しでも英語力をつけようと頑張ってみる事をオススメします!

英語力ゼロで留学することのデメリット

英語力があるに越したことはないって事はお分りいただけたかと思いますが、逆に英語力ゼロで留学するとどんなデメリットがあるのでしょうか。

僕が思うデメリットはこの3つです。

  1. 留学の序盤でメンタルがやられる
  2. コミュニケーションが取れなすぎる
  3. 短期留学が全く意味をなさない

留学の序盤でメンタルがやられる

まず最初に、英語力ゼロで留学するとメンタルが崩壊します。

もちろんメンタルに関しては、人によるので一概には言えないですが、「言ってることが聞き取れない」「伝えたい事が全然伝えられない」など留学の序盤で一気にメンタルがやられる人が多いです。

留学中にこれらのストレスを抱えてしまう事で、意欲が薄れたり、ホームシックになったり、負の連鎖に陥ってしまうことも多々あります。

僕の友人は、典型的な「留学したら英語できるようになるっしょ」タイプの人間だったのですが、メンタルが崩壊して病気がちになり、最終的には卒業できずに帰国してしまいました。

もちろん、「英語力がゼロだったから」ってだけが理由ではなく彼自身の問題もあると思いますが、序盤のストレスが原因になった事は間違いないと本人も言っていました。

皆さんはそうならない為にも、留学前に少しでも勉強をして「100%聞き取れないし伝えられない」という状況は避けましょう。

コミュニケーションが取れなすぎる

これはメンタルの話にも付随してしまうのですが、コミュニケーションが全く取れないと現地人に相手にされなくなります

現地人は「コミュニケーションが全くもって取れない」と分かると、露骨にイライラを顔に出して態度も分かりやすく急変します。

まずそこで焦って泣きたくなってしまう人もいると思うのですが、英語力がある人もない人も必ず現地に行ったらしなければならない事があります。

住む場所の契約、携帯電話の契約、そして銀行口座の開設などの身の回りのことです。

僕は留学前の英語力はゼロではありませんでしたが、それでも銀行口座の開設にはだいぶ苦労しました。

相手が言っている事が分からないのにニコニコと「YES」って言ってしまうのが日本人は良くない!ってよく言いますが、それでも実際に現地に行くと「YES」って言ってしまうのはあるあるです。

ニコニコと「YES」っていう日本人は、悪い人たちからカモにされて犯罪に巻き込まれたり…なんてことも全然あるので、留学するのであれば英語は勉強しないより勉強はしたほうがいいですよ。

短期留学が全く意味をなさない

最後に、英語力がゼロの状態で短期留学に行っても意味無いです。

僕がそう思う理由はシンプルです。

短期留学では英語力は上達しないから。

まず、大前提に「英語ができるようになるかならないか」はその人が留学中にどう過ごすかによるのですが、1ヶ月から3ヶ月くらいしかない短期留学期間中に英語力ゼロで挑むにはあまりに期間が短すぎます。

メリットの部分で書いた通り、少しでも英語を勉強しておけば英語の吸収力が違うのでまだ意味はあるのかもしれませんが、全く英語を勉強せずに行った場合はあっという間に帰国日を迎えてしまい、英語が上達した感覚を感じれず、留学生活に満足いかなかった!なんて事になってしまうかもしれません。

長期留学に比べて費用が安いということもあって短期留学は非常に魅力的ではありますが、僕は英語力ゼロの人に短期留学はオススメしません。


留学は誰でも出来る!

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「留学するためにどれくらいの英語力が必要なの?」という留学をしたい人のほとんどが抱く疑問。

答えは、

英語力ゼロでも留学は可能

です。

ただし、「英語を学ぶ語学留学」か「英語で学ぶ正規留学」かによって英語力の基準が設けられているということを覚えて帰ってください。

そして、仮に留学すると決めたあなたが今英語力ゼロなんだとしたら、留学前に少しでも英語を勉強することをオススメします。

僕もいろんな人から「留学前はどれくらい英語出来たの?」とか聞かれました。

僕は英語というものを好きになり、留学前にめちゃくちゃ勉強しました。

そして僕は、「留学がかけがえのない経験ができた期間だった」と心から言えるようになりました。

もし今、留学に興味があるけど、

「自分は英語があまり出来ないから留学は出来ない」

って思っている人がいたらそれは損です。

最後にもう1度いいます。

英語ができなくても留学できます。

ただ行くのであれば留学前に少しでも英語を勉強したほうが良い留学生活になりますよ。

ってことで今回はここまで。

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