日本では、10月のハロウィンが終わり、街は一気にクリスマスモードですよね。
ですが、アメリカではクリスマスの前にものすごく大事なイベントがあります。
それが、
Thanksgiving Day(サンクスギビングデー)
です。
日本語では「感謝祭」と訳されるこのイベントですが、どのようなイベントなのか知っていますか?
聞いたことはあるけど…って人が多いのでは?
って事で今回は、日本にはなくてアメリカ人にとって大切なイベントThanksgiving Dayについて書いていきます。
Thanksgiving Dayとは?過ごし方は?
実はアメリカ人にとってこの日はビッグイベントなんです。
Thanksgiving Dayは毎年11月の第4木曜日に行われます。
なので毎年日にちは違うのですが、2019年は今日11月28日!
このイベントがどれくらいビッグなイベントで大切な日かは、学校、会社、政府、などなど全てが休みになります(笑)
しかもみんな前日や翌日までも休みにして連休にするようです。
ちなみに僕が留学していた時は、金曜日に大学の授業がなかった+前日水曜日のクラスの先生が休講にしてくれたおかげで長い連休になっていました(笑)
その先生は飛行機で家族に会いに行くために連休にしたそうです。
日本では絶対にこんな事ありえないですよね(笑)
でもアメリカだと国を挙げて仕事よりも家族優先なんですよね。
なので休みが長くて多かったのは留学してよかったって思ったこともあるんですが(笑)
Thanksgiving Dayは家族全員との時間を大切にする日なんです。
西海岸で仕事をしている人が東海岸の家族の元まで行くのも当たり前。
日本でいうお盆やお正月のように道路が渋滞するのも当たり前なんです。
アメリカに家族がいない僕は急に休みになったラッキーくらいでしたけど←
意味合いとしては違うかもしれませんが、お正月を想像してもらうといいです。
家族親戚全員が集まって、Thanksgiving Dayにちなんだ料理を食べながら、ワイワイする。
基本的には家族で一番年上の家で開催するみたいなんですが、ローテーションでする家庭もあるみたいですね。
家族親戚の全員の料理を用意するわけですから、かなりホストの負担は大きいですよね。
しかもその料理が凝ってるんですよ(笑)
Thanksgiving Dayの料理といえば…
Thanksgiving Dayが近くなると街のスーパーは大混雑です。
みんなカート一杯に食材やらなんやらを詰めて大量の買い物をしていくわけですが、Thanksgiving Dayの料理メニューを考えれば納得なんです。
よく食べられている料理を簡単に紹介しますね。
Turkey(七面鳥)
Thanksgiving Dayのメイン調理といえば、七面鳥を丸ごとオーブンで焼いたローストターキーです。
僕は友人の家族の家にお邪魔して食べたことがあるのですが、まず最初の感想としては
デカッ!
でした(笑)
一気に焼き上げることができるオーブンが家にあるってのもアメリカらしいですよね(笑)
牧場から生きた七面鳥を買う家庭もあるみたいですが、一般的には冷凍されたものを買ってます。
この時期になると、スーパーの冷凍コーナーは七面鳥だらけです(笑)
Stuffing(詰め物)
そしてこのStuffing(スタッフィング)も欠かせない料理です。
というのも、上で言ったローストターキーの中に詰めてRoast Stuffed Turkey(ロースト・スタッフト・ターキー)なんて言ったりもするのですが、最近では別々に出す家庭も多いようです。
七面鳥の内臓を取り出して詰めるっていう作業が単純に手間がかかるからだと思います。
スタッフィング自体は、細かく刻んだナッツや果物、いろんな野菜と角切りにされたパンを混ぜて焼かれたもので、家庭それぞれのレシピがあるそうです。
いわゆる家庭の味的なやつですね。
でも最近はstuffingとして売られているものを使う家庭も多いみたい(笑)
Mashed potato(マッシュポテト)
そしてアメリカの家庭料理に欠かせないのがマッシュポテトです。
これは正直Thanksgiving Dayじゃなくても出てきている気がしますが、この日もあるってことで(笑)
日本でいうご飯的なやつです←
マッシュポテトとグレービーソースでご飯と味噌汁(笑)
マッシュポテトは基本的な調理は簡単ですがこれも家庭によって味に違いが出るんだとか。
まさに、ほら、家庭の味ってやつじゃないですか(笑)
Sauce(ソース)
そして、ターキーやマッシュポテトと一緒につけて食べるソースもあります。
基本的にはCranberry Sauce(クランベリーソース)かGravy Sauce(グレービーソース)が一般的です。
アメリカのソースといえば、グレービーソースです。
グレービーソースは調理した肉の肉汁を味付けして作るソースのこと。
でも個人的には、甘酸っぱいソースがなぜかターキーと相性抜群のクランベリソースがオススメ!
止まらなくなります(笑)
Green Beans Casserole
他にも家庭によって出てくる料理は違いますが、Casserole(キャセロール)は有名です。
キャセロールっていうのは、耐熱容器ごと食卓に出す料理のこと。
好きなものを何か入れて焼いた料理なのですが、定番はグリーンビーンズですね。
Grazed Carrots
ステーキ屋さんとかに言った時に、ちょこんと小さな人参がのってません?
甘くて小さいアレです。
それがたくさん出されるのもアメリカの感謝祭ならではです。
Cornbread
普通、bread(食パン)と言ったら小麦粉で作られているものを言いますが、Cornbreadはコーンミールで作られているパンです。
先ほど説明したStuffingはこのパンを使って作られることが多いです。
僕はあんま好きじゃないです←
パサパサしてましたが、そういうものらしいです。
だから好きじゃないです(←分かったって)
デザート
アメリカのThanksgivingにはデザートとしてパイが出てきます。
そして、この時期といえばやっぱりパンプキンパイは欠かさずあります。
スーパーにもこれでもかってくらい売ってますし、1から作る家庭もあります。
僕はデザート食べる頃にはお腹いっぱいであんまり記憶ないですが、悪い記憶ではないですね(笑)
他にもピーカンパイと言った日本ではあまり馴染みのないピーカンナッツのパイもあるそうですよ!
聞くだけでサクサクして美味しそうですね。
熱狂するBlack Friday(ブラックフライデー)
先ほども言ったように、日本でいうお正月のような雰囲気のあるThanksgiving Day。
基本的にお店などもやっていません。お店の人も家族のところに帰ったりしますからね。
ですが、翌日の金曜日はガラッと変わって街が活発になります。
Black Friday(ブラックフライデー)である。
最近は日本でもAmazonがセールを行なったので聞いたことがあるかもしれませんが、お店にとってはこの日は大事な大事な商売のチャンス!
一年で一番デカいセールを開催します。
日本でいうお正月のようだ、と言いましたが、日本でも福袋を買うために長蛇の列を作り、そして開店と同時に激しい争いが繰り広げられますよね。
Black Fridayはまさに福袋争奪戦。
けが人が出るのは当たり前で、欲しい物が取り合いになって殴り合いの喧嘩になることも(笑)
でもそれほど人がお店に溢れかえるということは、お店側からしたらありがたいお話。
セールとはいえども黒字が見込めるんですよね。
だから“Black” Fridayって名前がついてるんです。
ここ最近ではThanksgiving Dayの後の最初の月曜日をCyber Monday(サイバーマンデー)と呼ぶようになりました。
これは実店舗ではなくてオンラインで行われる大きなセールのことを言います。
Thanksgivingの休暇から帰ってきて、家などでポチポチ買い物をする人が多くなったことから始まったそうです。
僕の友人はこの時期のために、バイトしたりしてお金を貯めてるって人は多かったですね。
Black Fridayにアメリカの家電量販店”Best buy”に実際行きましたけど、あれは「買い物に行く」ではなくて「買う為に参戦する」って単語の方が正しいかもしれません(笑)
感謝祭=お正月だね
アメリカのThanksgiving Dayについて書いてきましたが、いかがですか?
アメリカ人にとってとても大切な日なのですが、嫌いな人もいるんです。
僕の友人は、実家に帰ったら「ああだこうだ」言われるのが嫌で家族に会いたくないんだとか。
あとは、料理の準備をする女性の忙しさが異常なのに対して、男性はアメフトを鑑賞するだけっていうことに対して不満も噴出してるんだとか。
あとは、手料理が不味かった時に食べないといけないとか、そもそも好きな料理がないとか…色々と賛否両論あるみたいですが(笑)
僕にとっては、すごく良い思い出ですし、家族は必ず集結する日だったり、街全体が一気にお休みになる雰囲気は好きですね。
映画などでもよくThanksgiving Dayのシーンがあったりするので、ちょっとでもこの記事が頭に浮かべば良いな、なんて思ったり。
ってことで今回はここまで!
See you tomorrow!
and…
Happy Thanksgiving Day everyone!