差別が不安?大丈夫!留学中に人種差別を経験した僕の体験談と対処法

最近では連日のようにメディアやニュースなどでアメリカや世界で起きているデモや暴動について目にすると思います。

事の発端は白人警官が黒人男性を殺害してしまったこと。

この残酷な事件が起きてからというもの、今まで以上に「人種差別」という言葉をよく聞くようになりました。

正直、「差別」というのは中々日本では馴染みがないですよね。

ですが、他国に留学する我々日本人にとって「差別を受けるかもしれない」というのは留学する上で不安要素の1つでもあります。

ってことで今回は、差別が不安?大丈夫!留学中に人種差別を経験した僕の体験談と対処法について書いていきます。

アキラ
絶対にあってはならない差別への考え方は人それぞれだけど強く生きよう!




海外では差別はやっぱりある?

結論から言わせてもらうと、差別はあります!

これは僕がアメリカで3年間留学した時に実際に経験しているし、実際に目の当たりにしているからこう言っています。

正直言って差別というものは昔の価値観で、僕が留学した2011年とかには存在しないと思っていました。

と言うのも、僕が留学した当時の大統領はオバマ大統領で初の黒人大統領として支持を得ていました(得ているように見えました)。

これは僕が留学前に戻れるならしたい事として、留学をこれからする人に伝えてることでもあるのですが、留学する国の事を少しでも勉強すべきでした。

留学する国のことを少しでも勉強しておけば未だに差別というものが、当たり前のようにアメリカ国内で行われていることは分かったはずなんですよね。

正直、アメリカでの差別の現状を舐めてました。

差別が起きる理由は言うまでもなく人種や肌の色が主な原因。

例えば、僕にはいろんな国籍の友人が留学で出来ましたが、彼らと話していると普通の会話に「それって」って思う事多々ありました。

ある友人は

友人
この前バイトの面接行ったら店長が白人だったから多分ダメだな
とか平気で出てきます。
普通白人だからなんだ!って感じになりますよね。関係ないよと。
また、SNSとかでも同じようなシーンを見たことがある人もいるかもしれませんが、黒人男性が両手を上げて白人警官数名から銃口を向けられているところを見たこともあります。
警官は全員白人で、その黒人男性の子供がめっちゃ泣いていたのが目に焼き付いています。
なんで銃口を向けられることになったのかは知らないんですが、「俺は何もしてない!」って叫んでました。
結構ショッキングでした。
留学を通して僕が感じたのはいわゆる「黒人」の人たちは「そういう扱い」を昔から受けてきているので、それが彼らの中で直視したくない当たり前として半ば諦めてるのかなと感じました。
今回のデモや暴動に関しては、それらの思いがたっぷり溜まって爆発したのではないかと個人的には感じています。
暴動としてアメリカ国内で起きていることが正しいとは僕は全く思いませんが。(お店壊して窃盗するとか)
もちろん、差別は黒人だけではありません。
アラブ系の人は無駄に怖がられるし(9.11テロの影響がある)、僕が留学してた時はなかったけど我々アジア系も昨今のコロナの件でかなり嫌がられるしで、差別はかなり蔓延しちゃっています。

実際に留学中にアキラが受けた差別体験

僕は3年間アメリカのカリフォルニア州で大学生活を送りました。

先ほども言いましたが、僕自身も差別を経験しています。

僕は留学で差別を経験できる事をポジティブに捉えていたタイプなので、差別を受けたことにより日本に帰りたいとかアメリカが嫌いになったとかは全くありません。

というのも日本ではなかなか経験できない事を経験できていると思っていたから。

そしてこうやっていつか差別を経験したことのない皆さんに自分の経験として話す事ができると思っていたからです。

通りすがりにディスられるとか、足元から頭までなんか疑うような目で見られるとか、細かいものを入れれば10個以上は軽く浮かびますが、今回はその中でも特に印象に残っている差別経験を3つ皆さんにシェアしたいと思います。

アジア人が理由でコンビニで横入りされた

僕が留学して最初に経験した差別がコンビニでお前はアジア人だから俺の後と言われたこと。

夢と希望を持って渡米して約2ヶ月後くらいでした。

ハッキリと”Asian”と言われました。

何を買おうとしてたとかは忘れましたがコンビニでレジで並んでいて、いざ僕の順番だな!って思って動き出そうとした瞬間に、

アイツ
Hey hey hey, it’s my turn because you are Asian. After me ok? (おいおいおい。お前アジア人だから俺の番だよ。俺の後、OK?)

僕に話しかけてたのはハッキリ分かったし、周りを見てもその時は僕しかアジア系はいなかったので

なるほどね。

ってなったのを鮮明に覚えています。

正直、並んでたのに順番を抜かされる的なのはよくある事(笑)

だけど一回こういうのを経験すると、

あれ?抜かされたけど俺がアジア人だからかな?

って思っちゃうようになりました。

ただ、思ったのは僕の後ろに並んでた人たちもブーブー言ってくれてました。

自分達が抜かされたからかな?(笑)

レジの人も気を遣って俺に「来て」って言ってくれればいいのに…ね?(笑)

英語できないなら中国に帰れと言われた事

英語を理解できなかったことで中国に帰れと言われたこともあります。

アジア系留学生と仲がいいアメリカ人とかは顔でなんとなくわかるよって言われたことあるけど、現地の人にとってアジア人=中国人です。

日本人留学生なら結構多くの人が中国人と間違えられる経験をすると思います。

僕が経験したのは、銀行の受付で国際送金の説明を受けていた時に少し理解できなかったことがあって丁寧な説明を受けていました。

その銀行の受付の人はめちゃくちゃ丁寧でゆっくり話してくれたり、紙に書いてくれたりしてマジで助かりました。

しかし問題は後ろの椅子に座って自分の番号が呼ばれるのを待っていたババア50〜60代の女性です。

BBA
Oh boy… you cannot understand our language huh? You should go back to China asap. You don’t even understand what I’m talking about though. You don’t have to be kind. You don’t need to explain gently.(もう。。私らの言語が理解できないんでしょ?中国に今すぐ帰りなさいよ。私が今言ってる事さえも分からないんだろうけど。(受付の人に)親切にする必要ないざますよ。丁寧に説明する必要ないでざますよ。)

結構言われてるでしょ?(笑)

始まりの”Oh boy…”のトーンめっちゃ覚えてますね。

受付の人は僕の肩を触ってさすりながら説明を続けてくれました。

お陰で僕の口座に無事に日本からお金が振り込まれました(笑)

最終的には、

“Shut up!!”(だまれ!!)

って某女芸人みたいに僕のために怒ってくれました。

ありがとう。

サッカーの試合中につり目ポーズでセレブレーション

アジア人を揶揄する時に目尻を横に引っ張ってつり目にするポーズ、見たことありませんか?

僕は大学に在籍中、体育会のサッカー部に所属していました。

その為、カリフォルニア中のいろんな大学に遠征したりして嫌になるほど試合をたくさんしたんですが、そんなサッカーでも差別を経験したことがあります。

それが相手が僕の目の前でつり目ポーズのセレブレーションをしたこと

2-2の同点で迎えたラスト5分とかだったと思いますが、土壇場で相手にゴールを決められました。

会場はドッと盛り上がり、僕らのチームが落胆している時にゴールを決めたディカプリオ並みにイケメンのストライカーが僕の目の前にわざわざ来て、わざわざつり目ポーズして適当な中国語みたいな事を喋ってきたんです。

それを見ていた僕のチームメイトは激昂。

軽く乱闘になりました(笑)

相手も熱くなっていたのはわかります。

だってほぼ勝ちを決めるゴールを決めた訳ですから。

僕は海外サッカーが好きで世界で起きている差別行為は結構見てきました。

ほんとに良くない。

スポーツはスポーツでやり返すのが礼儀であり相手に対するリスペクト。

その人はスポーツで何も学んでないのでは?と思ったりもしましたがその時の僕の感情は、

これがテレビでよく見てたリアルな差別か。。

正直、ここまで動揺しない自分が怖いわ(笑)

差別を受けた時の対処法

このように僕もアメリカでの留学生活で差別を受けてきました。

僕は差別に対して自分でも怖いくらいに対処出来ていました。

でもみんながみんなそういう訳にもいかないと思います。

海外で差別を受けた時にどうすればいいのか。

僕が考える差別に対する対処法は3つあります。

  • 相手にしない
  • 自分はアジア人でいい
  • よっぽどの時は相談する

相手にしない

まず1番良い対処法は差別する人間を相手にしない事です。

差別をする人間ってのは正直言ってどこにでもいるもので、日本にもいます。

そういう発言をする人って基本的にろくな人ではありません。

なので、あなたの人生に全く必要のない人間です。

相手にする必要ありません。

いくら差別がなくならないとは言っても、差別をした人が擁護される世界ではありません。

あなたには味方がたくさんいます

正直これ以上に重要な対処法はないです。

自分はアジア人でいい

そしてこれは僕の経験から強く思う事なのですが、「アジア人」と言われることに違和感を覚える人がいます。

めっちゃ基本的な事を言います。

あなたはアジア人です。

アジア人と言われることに違和感を覚える人に理由を聞くと「日本は中国や韓国とは違う」と。

差別者予備軍と僕は呼んでいますが(笑)、自分の差別は嫌なのに平気で同じアジア国を差別しちゃってる人がいます。

確かに日本人として生まれた以上、日本人として接して欲しいのは分かりますが、日本人はアジア人ということに間違いはありません。

考えても見てください。

あなたは外国の人を見て、アメリカ人・ロシア人・ブラジル人のように相手の国籍をしっかり当てることが出来ますか?

結構厳しいでしょう。

自分はアジア人だという事を念頭において留学する事で「差別」に敏感にならなくて済みます。

というかそれは差別とは言わないし。

区別だし(笑)

よっぽどの時は相談する

基本的に差別は無視していれば大丈夫なのですが、差別が原因で身の危険を感じたら友人や信頼できる人に相談しましょう

僕は経験ありませんが、ものを投げられたりすることもあるみたいです。

留学生であれば学校やホームステイ先に相談するのがいいと思います。

何にも対処してくれなそうな場合は、留学先を変更するなどをして自分の身を守る事を第一優先で考えましょう。


とは言っても差別は留学全体の1%くらいの割合

今回アメリカで起きた一連の暴動を見て色々と感じることがありました。

僕自身は、差別は日本で滅多に経験することができない貴重な経験をするメリットだと思っていました。

違う文化や価値観を学べるものだと。

でも、それはちょっと違うのかもしれないと考え方を変える必要があるとも感じています。

でもそれと同時に強く言いたことがあります。

それは、

差別は留学全体の1%くらいの割合でしかない

ということ。

もっと少ないかもしれない。

留学は差別を経験することよりも、もっと価値のある経験をすることの方がほとんどです。

日本が世界からどう思われているのか、自分に足りないスキルはなにか、新しい価値観、いろんな国籍の友人たちとの日常など、差別なんかの経験よりもっともっと大切で有意義でかけがえのない経験が待っています。

そして、僕の差別体験談を見てもらうとわかると思いますが味方はたくさんいます。

というか差別する人がマイノリティーです。

友人、ホストファミリー、学校、見知らぬ親切な人など、あなたのバックには強力な仲間がいる事を考えれば差別に不安を持ちながら生活する必要はありません。

それよりも、留学で自分が叶えたい目的や夢を果たすために一生懸命留学生活に励む方が絶対に良いです。

なので、もしあなたが留学したいけど差別に対して不安を持っているのであれば、僕は大丈夫!と力強く言います。

理由としては、

  • 差別よりも留学生活で得る価値ある経験の方がでかい
  • あなたの味方はたくさんいる

ってことで今回はここまで。

Love and Peace.

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